フォーム営業

フォーム営業ツールの選び方|比べるときの10のチェック項目

公開 アポツム編集部

フォーム営業ツールの選び方 比べるときの10のチェック項目(2台のノートパソコンを見比べて、フォーム営業ツールを選んでいる会社員のイラスト)

フォーム営業ツールを探してみると、似たような説明のサービスがたくさん見つかります。「どれも同じに見える」「送れる数と料金だけで選んでよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

フォーム営業ツールは、選び方を間違えると、送ってはいけない相手に送ってしまったり、思ったより費用がかさんだりします。この記事では、特定のサービス名ではなく比べるときの基準として、10のチェック項目を紹介します。試すときの進め方もあわせてまとめました。

フォーム営業ツールを選ぶ前に知っておきたいこと

フォーム営業ツールは、問い合わせフォームから提案を届ける作業の一部、またはすべてを助けるものです。主な作業は次の4つです。

  • 営業先の候補を集める
  • 文面を作る
  • フォームに入力して送る
  • 結果を記録する

ツールによって、どの作業を助けるのか、どこまで人が確かめるのかが違います。比べるときにまず見てほしいのは、送れる数よりも、送ってはいけない相手に送らない仕組みです。1件でも断っている相手に送ると、会社の評判を落とすおそれがあるからです。フォーム営業の基本は、フォーム営業とは?で解説しています。

比べる前に決めておくこと

ツールを比べる前に、自社の使い方を決めておくと、必要な機能がはっきりします。

  • 月にどのくらいの数の会社に届けたいか
  • どんな業種・地域・規模の会社を狙うか
  • 文面を確かめて承認するのは誰か
  • 返信や商談の予約を受けるのは誰か

この4つが決まっていれば、料金の上限や、承認の流れ、日程調整の機能が自社に合うかを判断しやすくなります。

比べるときの10のチェック項目

ツールを比べるときは、次の10項目を確かめます。資料や説明だけで分からない点は、問い合わせて確かめましょう。

図1フォーム営業ツールを比べる10のチェック項目
フォーム営業ツールを比べる10のチェック項目:営業お断りの判定、送る前の承認、二重送信の防止、NGリスト・停止の反映、CAPTCHAの扱い、料金の数え方、文面の個別化、結果の記録、商談の日程調整、データの保管
図の内容を文字で読む
  • 営業お断りの判定いつ・どこまで確かめるか。画像の注意書きも読めるか
  • 送る前の承認人が文面を確かめてから送れるか
  • 二重送信の防止施策や担当者をまたいで、同じ会社への重複を防げるか
  • NGリスト・停止の反映既存の取引先の除外と、停止の依頼の反映
  • CAPTCHAの扱い自動で突破せず、人が解いて送る流れか
  • 料金の数え方送信数で数えるか、受付確認で数えるか
  • 文面の個別化社名の差し込みだけか、1社ずつ理由を書けるか
  • 結果の記録送った全文と、受付・返信・商談の数
  • 商談の日程調整返信のあと、日程を決めるまでの手間
  • データの保管どこに、どう分けて保管するか

ここからは、10項目を3つのまとまりに分けて、確かめるポイントを解説します。

送ってはいけない相手に送らない仕組み

最初の5項目は、相手に迷惑をかけないための仕組みです。ここが弱いツールは、送れる数が多くても選ばないほうが安心です。

1. 営業お断りの判定

フォームの近くに「営業目的のご連絡はご遠慮ください」などと書いている会社には、送ってはいけません。ツールがこの表記をどう見つけるかを確かめます。リストに入れるときだけでなく、送る直前にも確かめるか、画像で書かれた注意書きも読み取れるかがポイントです。

確かめる質問:「営業お断りの表記は、いつ・何回確かめていますか?判定に迷ったときは送らない扱いになりますか?」

表記の見分け方は、「営業お断り」のフォームに送ってはいけない理由と見分け方で紹介しています。

2. 送る前の承認

文面を人が確かめてから送れるかを確かめます。承認したあとに文面や送信先が変わったとき、承認がどう扱われるかも見ておきましょう。人の確認なしに自動で送られる仕組みだと、誤った文面がそのまま届くおそれがあります。

確かめる質問:「承認していない文面が送られることはありますか?承認したあとに文面を直したら、どうなりますか?」

3. 二重送信の防止

同じ会社に何度も届くと、それだけで印象が悪くなります。キャンペーンや担当者が違っても、同じ会社への重複を防げるかを確かめます。送信の結果が分からなかったときに、自動で送り直してしまわないかも大切な点です。

確かめる質問:「別のキャンペーンで送った会社にも、重複して送られることはありませんか?」

4. NGリスト・停止の反映

既存の取引先や、送るべきでない会社を除外するNGリストを使えるかを確かめます。受信した会社から停止の依頼があったとき、全ての施策にすぐ反映されるかも見ておきましょう。予約してある送信まで止まるかも確かめておくと安心です。

確かめる質問:「停止の依頼を受けたら、いつ、どの範囲の送信が止まりますか?」

5. CAPTCHAの扱い

CAPTCHA(ロボットではないことの確認)は、サイト側が機械的な送信を防ぐための仕組みです。CAPTCHA を自動で突破せず、人が解いて送る流れになっているかを確かめます。ログインが必要なフォームに送らないかもあわせて確認します。

確かめる質問:「CAPTCHA のあるフォームやログインが必要なフォームには、どう対応していますか?」

料金の数え方と文面の質

6. 料金の数え方

料金を比べるときは、月額の金額だけでなく、何を1件と数えるかを確かめます。大きく分けると、送信した数で数える方法と、フォームに受け付けられたことを確かめた数(受付確認)で数える方法があります。

図2料金の数え方の違い
料金の数え方の違い:1件と数える時点、送信に失敗したとき、結果が分からないとき、比べるときの注意
図の内容を文字で読む
項目送信数で数える受付確認で数える
1件と数える時点送信の操作をしたとき受け付けられたと確かめたとき
送信に失敗したとき数えられることがある数えない
結果が分からないとき数えられることがある数えない
比べるときの注意失敗の割合で実質の費用が変わる確かめ方の基準を聞いておく

比べるときは、次の式で「受け付けられた1社あたりの費用」を出してみると、数え方の違うツールも比べやすくなります。

  • 受け付けられた1社あたりの費用 = 月の料金 ÷ 受け付けられた社数

上限の数を超えたときにどうなるか(止まるのか、追加の料金がかかるのか)も確かめておきましょう。

確かめる質問:「何をもって1件と数えますか?失敗した送信や、営業お断りで除外した会社は数えますか?」

7. 文面の個別化

会社名を差し込むだけの文面は、読み手にすぐ一斉送信だと伝わります。1社ずつ「なぜ御社に連絡したのか」を書けるかを確かめます。あわせて、すべての文面に送信者と停止の案内が入るかも見ておきます。文面の型は、問い合わせフォーム営業の例文を参考にしてください。

確かめる質問:「1社ごとに文面のどこが変わりますか?送信者と停止の案内は必ず入りますか?」

送ったあとの仕組み

8. 結果の記録

いつ・どの会社に・どんな文面を送ったかが、全文で残るかを確かめます。停止の依頼や問い合わせがあったとき、記録があれば事実をもとに対応できます。受付確認・返信・商談の数を、施策ごとに数えられるかも見ておきましょう。社内で報告するなら、CSVなどで取り出せるかも大切です。

確かめる質問:「送った文面の全文と、受け付けた日時は残りますか?」

9. 商談の日程調整

フォーム営業の目的は、送ることではなく商談につなげることです。返信が来てから日程を決めるまでのやりとりが多いと、せっかくの関心が冷めてしまいます。文面に予約のリンクを入れられるか、カレンダーと連携できるかを確かめます。

確かめる質問:「興味を持った会社が、返信を待たずに商談を予約できますか?」

10. データの保管

送信先のリスト、文面、返信の内容などは、会社にとって大切な情報です。どこに保管されるか、ほかの利用企業のデータと分かれているか、誰が見られるか、解約したときにどう扱われるかを確かめましょう。

確かめる質問:「自社のデータは、ほかの利用企業のデータとどのように分けて保管されていますか?」

ツールを試すときの進め方

説明を読むだけでは分からないことも多いので、試用できるツールは、少ない数で実際に使ってみるのがおすすめです。

図3ツールを試すときの4つの手順
ツールを試すときの4つの手順:少ない数で送る、記録を確かめる、除外の動きを見る、費用を計算する
図の内容を文字で読む
  1. 少ない数で送る狙う業種の数十社から始める
  2. 記録を確かめる送った全文・日時・受付確認が残っているか
  3. 除外の動きを見る営業お断り・NGリスト・重複がどう扱われたか
  4. 費用を計算する受け付けられた1社あたりの費用を出す

試すときは、送れた数だけでなく、送らなかった会社とその理由も見てください。除外の理由が分かるツールは、安心して数を増やせます。

2人の担当者が、ノートパソコンでフォーム営業ツールを試しているイラスト
少ない数で試し、記録と除外の動きを確かめてから広げます

アポツムで確かめられること

アポツムは、ここで紹介したチェック項目のうち、とくに「料金の数え方」と「営業お断りの判定」を大切にしています。

  • 料金は受付確認で数える:フォームに完了メッセージが表示されるなど、受付を確認できた時点で1社と数えます。失敗・除外・不明は数えません。月額プランは月49,800円(税別)で受付確認5,000社まで。5,000社なら1社あたり約10円です(49,800円÷5,000社)
  • 営業お断りを2回確認する:候補に入れるときと送る直前の2回確認し、画像で書かれた注意書きもAIが読み取ります

7日間試用(0円、法人確認の後にご案内。受付確認20社まで)で、記録や除外の動きを実際に確かめられます。

よくある質問

送れる数が多いツールほどよいですか?

送れる数だけで選ぶのはおすすめしません。数が多くても、営業お断りの判定や重複の防止が弱いと、評判を落とすおそれがあります。まずは送ってはいけない相手に送らない仕組みを確かめてください。

料金が安いツールを選ぶときの注意点は?

何を1件と数えるのかを確かめましょう。送信数で数える場合は、失敗した送信も料金に含まれることがあります。受け付けられた1社あたりの費用で比べると、違いが分かりやすくなります。

少ない数で試しても、良し悪しは分かりますか?

少ない数では、返信や商談の数だけで良し悪しを判断するのは難しいことがあります。試用では、記録の残り方、除外の動き、費用の計算など、仕組みが自社に合うかを確かめることを目的にすると判断しやすくなります。

ツールを使えば、社内のルールは要りませんか?

ツールは確認を助けてくれますが、停止の依頼の受け付け方、NGリストの管理、文面の承認者などは、社内で決めておく必要があります。

自社でやるか、代行に頼むかでも迷っています。

代行の料金の考え方は、アポ獲得代行の料金の考え方で解説しています。自社で進める場合と比べるときの参考にしてください。

まとめ

  • フォーム営業ツールは、送れる数よりも「送ってはいけない相手に送らない仕組み」で選ぶ
  • 営業お断りの判定、送る前の承認、二重送信の防止、NGリスト・停止の反映、CAPTCHAの扱いを最初に確かめる
  • 料金は「何を1件と数えるか」を確かめ、受け付けられた1社あたりの費用で比べる
  • 文面の個別化、結果の記録、商談の日程調整、データの保管も比べる
  • 試用では、送れた数だけでなく、送らなかった会社とその理由を見る

10のチェック項目を手元に置いて、自社に合うツールを落ち着いて選んでいきましょう。