オンライン名刺

オンライン名刺(デジタル名刺)とは?紙の名刺との違いとメリット

公開 アポツム編集部

オンライン名刺とは? 紙の名刺との違いとメリット(スマートフォンでオンライン名刺を見せ、相手が読み取っている場面のイラスト)

オンライン商談やメールだけでやりとりする相手が増えると、「名刺を渡す機会がない」「会ったあとに連絡先をうまく交換できない」と感じることがあります。そんなときに役立つのが、オンライン名刺(デジタル名刺)です。

この記事では、オンライン名刺とは何か、紙の名刺との違い、メリット、渡し方、商談の予約へのつなげ方、使うときの注意点までを図解でまとめます。

オンライン名刺(デジタル名刺)とは

オンライン名刺とは、名前・会社名・肩書・連絡先といった名刺の情報を、ウェブのページにまとめたものです。相手にはURLやQRコードで渡し、相手はスマートフォンやパソコンでページを開いて見ます。「デジタル名刺」「電子名刺」と呼ばれることもあり、この記事では同じものとして扱います。

ページなので、写真や自己紹介、会社のホームページへのリンクなど、紙には載せきれない情報も入れられます。相手がスマートフォンの電話帳に連絡先を保存しやすい形式(vCard という連絡先のデータの形式)に対応しているものもあります。

名刺管理との違い

似た言葉に「名刺管理」があります。名刺管理は、受け取った名刺を読み取って整理するための仕組みです。オンライン名刺は、自分の名刺を渡すための仕組みです。目的が違うので、両方を組み合わせて使うこともできます。

紙の名刺との違い

紙の名刺とオンライン名刺は、渡し方も、渡したあとにできることも違います。

図1紙の名刺とオンライン名刺の違い
紙の名刺とオンライン名刺の違い:紙の名刺、会って手渡しする、変えるたびに刷り直す、載せられる量に限りがある、相手が手で入力する、渡したあとが見えない、オンライン名刺、URLやQRコードで渡せる、ページを直せばすぐ変わる、写真や自己紹介も載せられる、ワンタップで保存できる、見られた回数が分かる
図の内容を文字で読む

紙の名刺

  • 会って手渡しするオンライン商談やメールでは渡しにくい
  • 変えるたびに刷り直す異動や電話番号の変更のたびに作り直し
  • 載せられる量に限りがある名前・肩書・連絡先が中心
  • 相手が手で入力する連絡先の登録は相手の手間になる
  • 渡したあとが見えない見てもらえたかは分からない

オンライン名刺

  • URLやQRコードで渡せる対面でも、オンラインでも、メールでも
  • ページを直せばすぐ変わる刷り直しがいらない
  • 写真や自己紹介も載せられる予約ページへの案内も置ける
  • ワンタップで保存できる連絡先の形式に対応していれば
  • 見られた回数が分かる数えられるサービスなら

とはいえ、紙の名刺が不要になるわけではありません。対面のあいさつでは、紙の名刺を交換するのが自然な場面もあります。紙の名刺にオンライン名刺のQRコードを印刷しておけば、両方のよさを生かせます。

オンライン名刺のメリット

図2オンライン名刺の4つのメリット
オンライン名刺の4つのメリット:会えない相手にも渡せる、いつも最新の情報を渡せる、次の行動につなげやすい、反応が見える
図の内容を文字で読む
  • 会えない相手にも渡せるオンライン商談やメールのやりとりでも、URLを送るだけ
  • いつも最新の情報を渡せる肩書や連絡先が変わっても、ページを直すだけ
  • 次の行動につなげやすい連絡先の保存や商談の予約まで、1つのページで
  • 反応が見える見られた回数や名刺交換の数を数えられるものもある

会えない相手にも渡せる

画面越しの初対面では、紙の名刺を手渡しできません。オンライン名刺なら、会議のチャットやメールにURLを貼るだけで渡せます。相手は、話を聞きながら写真や肩書を見て、誰と話しているのかを確かめられます。

いつも最新の情報を渡せる

紙の名刺は、刷ってしまうと直せません。部署や電話番号が変わると、手元の名刺は使えなくなります。オンライン名刺はページを直せば、その日から新しい情報で渡せます。前に渡した相手が開いたときも、最新の内容が表示されます。

次の行動につなげやすい

名刺を受け取った相手が、その場で連絡先を保存したり、商談の日時を選んだりできると、「また今度」で終わりにくくなります。名刺を、あいさつのためだけでなく、次の約束につなげる入口として使えるのがオンライン名刺の強みです。

反応が見える

紙の名刺は、渡したあとに見てもらえたかが分かりません。オンライン名刺の中には、ページが見られた回数や名刺交換の数を数えられるものがあります。渡し方や自己紹介を見直す手がかりになります。

オンライン名刺の渡し方

渡し方は、大きく分けて次の4つです。

渡し方向いている場面コツ
URLメール・チャット・SNS名刺のページだと分かる一言を添える
QRコード対面のあいさつ・展示会・セミナースマートフォンの画面や紙の名刺に出す
メール署名ふだんのメールのやりとり署名の最後に1行で入れる
オンライン商談のチャット画面越しの初対面あいさつの直後に送る

URLで渡す

メールやチャットでURLを送ります。URLだけでは何のリンクか分かりにくいので、「名刺のページです」と一言添えましょう。知らないURLを開くのをためらう人もいるため、会社名と名前を先に書いてからURLを貼ると安心してもらえます。

QRコードで渡す

対面で会ったときは、スマートフォンにQRコードを表示して、相手に読み取ってもらいます。紙の名刺や展示会のパネル、セミナーの資料にQRコードを印刷しておく方法もあります。展示会での使い方は、展示会の集客方法も参考にしてください。

メール署名に入れる

ふだんのメールの署名に、名刺のURLを1行入れておきます。やりとりのたびに自然に案内でき、相手は必要になったときに連絡先を保存できます。

オンライン商談のチャットで送る

画面越しの初対面では、あいさつの直後に、会議のチャットへ名刺のURLを送ると、紙の名刺交換の代わりになります。

例文商談のチャットで送る一言
本日はお時間をいただきありがとうございます。株式会社△△の山田です。
名刺の代わりに、こちらのページをお送りします。連絡先の保存もこちらからできます。
https://example.com/card/yamada
オンライン商談のチャットで名刺のページを送っている営業担当者のイラスト
画面越しの初対面では、あいさつの直後に名刺のURLを送ると自然です

名刺から商談の予約へつなぐ

オンライン名刺のよさが生きるのは、名刺を渡したそのあとです。名刺のページに予約ページへの案内を置いておくと、「一度話を聞いてみたい」と思った相手が、その場で日時を選べます。

図3オンライン名刺から商談までの流れ
オンライン名刺から商談までの流れ:名刺を渡す、ページを見てもらう、連絡先を残してもらう、日時を選んでもらう、商談
図の内容を文字で読む
  1. 名刺を渡すURL・QRコード・署名・チャットで
  2. ページを見てもらう写真・肩書・自己紹介で、人柄と仕事を伝える
  3. 連絡先を残してもらう連絡先の保存や、相手からの名刺交換
  4. 日時を選んでもらう予約ページの空いている時間から
  5. 商談確認メールや会議URLは予約に合わせて届く

予約ページは、自分の予定を避けた空き時間だけを出す日程調整ツールで作ると、日程のやりとりがいりません。日程調整ツールの仕組みは、日程調整ツールとはで解説しています。

見られた回数・名刺交換の数を見る

数字を数えられるオンライン名刺なら、次の順に見ていくと、どこを直せばよいかが分かります。

図4オンライン名刺で追う3つの数字
オンライン名刺で追う3つの数字:見られた回数、名刺交換、商談の予約
図の内容を文字で読む
  1. 見られた回数渡した名刺のページが開かれた数
  2. 名刺交換相手が自分の連絡先を送ってくれた数
  3. 商談の予約名刺をきっかけに日程が決まった数
  • 見られた回数が少ない:渡す場面が少ないか、URLに一言が添えられていない
  • 見られているのに交換が少ない:自己紹介が伝わっていないか、交換をお願いする一言がない
  • 交換はあるのに予約が少ない:予約への案内が目立たないか、何の相談ができるのかが書かれていない

数字は、渡し方や自己紹介を変えたあとに、前と比べて見るのがコツです。一度に多くを変えず、1つずつ直していくと、何が効いたのかが分かりやすくなります。

オンライン名刺を使うときの注意点

公開する情報を選ぶ

オンライン名刺はウェブのページなので、URLが転送されると、渡した相手以外にも見られることがあります。紙の名刺と同じ感覚で載せるのではなく、載せる情報を一つずつ選びましょう。

図5公開する前に確かめたいこと
公開する前に確かめたいこと:個人の携帯番号を載せてよいか、住所は会社の所在地か、写真は仕事用か、自己紹介に社外秘が入っていないか、会社のルールに沿っているか
図の内容を文字で読む
  • 個人の携帯番号を載せてよいか会社の電話番号で足りないかを考える
  • 住所は会社の所在地か自宅の住所は載せない
  • 写真は仕事用か会社の方針に合った写真を使う
  • 自己紹介に社外秘が入っていないか取引先の名前や、発表前の情報
  • 会社のルールに沿っているか名刺の書き方の決まりがあれば合わせる

迷ったときは、「紙の名刺に載せている情報」を出発点にして、そこから足すものを一つずつ決めるのが安全です。自己紹介や予約ページへの案内のように、相手の役に立つ情報は足し、個人的な連絡先は必要なときだけ別に伝える、という分け方がおすすめです。

異動・退職のときに更新する

肩書や部署が変わったら、すぐにページを直します。紙と違い、直したその日から新しい情報で渡せるのがオンライン名刺のよさです。

退職するときは、名刺のページをどうするかを会社で決めておきましょう。渡した相手が古いページを見て連絡してしまわないよう、ページを止めるか、後任の担当者の連絡先を案内するのが一般的な考え方です。会社でまとめて使う場合は、誰が管理し、異動や退職のときに誰が直すのかを、あらかじめ決めておくと安心です。

オンライン名刺を作るには

作り方の流れや、名刺に書く内容は、デジタル名刺を無料で作る方法で手順を追って紹介しています。

アポツム日程調整のオンライン名刺は、URLとQRコードで渡せる名刺のページです。写真・肩書・連絡先・自己紹介を載せられ、相手はワンタップで連絡先をスマートフォンに保存できます(vCard)。名刺交換では相手も自分の連絡先を送れて、名刺のページからそのまま商談の予約もできます。見られた回数と名刺交換の数は、日別・入口別に確かめられます。フリープランで1枚、ライト・プロは人数分作れます。

よくある質問

オンライン名刺とデジタル名刺は違うものですか?

サービスによって呼び方が違うだけで、どちらもURLやQRコードで渡す名刺のページを指すのが一般的です。電子名刺と呼ばれることもあります。

相手にアプリを入れてもらう必要はありますか?

ウェブのページとして開ける名刺なら、相手はブラウザで見るだけで済みます。サービスによって違うので、使う前に相手側の手順を自分で試しておきましょう。

会社でまとめて使うときに決めておくことは?

肩書や写真の書き方をそろえるルールと、異動・退職のときに誰がページを直すかの2つです。見本の名刺を1枚作り、それをもとに各自が書き換えると、会社としての見た目もそろいます。

紙の名刺はもういらなくなりますか?

対面のあいさつでは、紙の名刺の交換が自然な場面もあります。紙の名刺にオンライン名刺のQRコードを入れて、場面によって使い分けるのがおすすめです。

無料で作れますか?

アポツム日程調整では、フリープランでオンライン名刺を1枚作れます。クレジットカードの登録は不要です。

まとめ

  • オンライン名刺は、名刺の情報をウェブのページにまとめ、URLやQRコードで渡すもの
  • 会えない相手にも渡せて、情報をいつでも最新にでき、反応も見える
  • 渡し方は、URL・QRコード・メール署名・オンライン商談のチャットの4つ
  • 名刺のページから商談の予約につなげると、「また今度」で終わりにくくなる
  • 公開する情報を選び、異動・退職のときの更新のしかたを先に決めておく

紙の名刺とオンライン名刺は、どちらか一方ではなく、場面に合わせて使い分けるものです。まずは自分の名刺を1枚作り、メール署名やオンライン商談から使い始めてみましょう。