日程調整

日程調整のURLを送るのは失礼?相手に合わせた使い分けと文面

公開 アポツム編集部

日程調整URLは失礼? 相手に合わせた使い分け(日程調整のURLを送るか迷っている会社員のイラスト)

日程調整ツールを使い始めると、「取引先にURLを送って、選んでもらうのは失礼にあたらないか」と迷う場面があります。便利なのは分かっていても、相手によっては「自分で選んでおいて」と言っているように受け取られないか、気になるものです。

結論からいうと、URLを送ること自体が失礼なのではなく、相手と送り方によって受け取られ方が変わります。この記事では、URLが失礼に感じられやすい理由と、相手に合わせた使い分け、URLに添える文面、URLを使わずに候補を伝える方法を紹介します。

日程調整のURLは失礼なのか

日程調整のURLには、相手にとってよい面と、気になる面の両方があります。どちらか一方だけを見て「失礼だ」「失礼ではない」と決めつけず、両方を知ったうえで使い分けるのが現実的です。

失礼だと感じられやすい理由

図1URLが失礼に感じられやすい4つの理由
URLが失礼に感じられやすい4つの理由:相手に作業をお願いしている、一方的に見える、事務的に見える、慣れていない人もいる
図の内容を文字で読む
  • 相手に作業をお願いしているURLを開き、日時を選び、名前を入力するのは相手の手間になる
  • 一方的に見える「この中から選んで」と、こちらの都合を押しつけているように見える
  • 事務的に見えるURLだけの短い文面は、冷たい印象になりやすい
  • 慣れていない人もいる見慣れないページを開くことに、ためらいを感じる人もいる

とくに、こちらから時間をお願いしている立場のときに、URLだけを送ると「お願いしているのに相手に選ばせる」形になり、違和感を持たれやすくなります。

URLがかえって喜ばれる理由

一方で、URLのほうが相手にとって楽な場面も多くあります。

  • 相手の好きなときに、空いている日時を一覧で見て選べる
  • メールの往復が減り、相手の時間も節約できる
  • 予約した瞬間に、日時と会議URLを書いた確認メールが届く
  • 都合が変わったときに、相手が自分で日時を変えられる

日程調整のツールに慣れている相手なら、候補を何往復もやりとりするより、URLのほうを好むこともあります。

相手に合わせた使い分け

URLを送るかどうかは、相手との関係(初めてか、やりとりがあるか)と、相手の立場(目上・決裁者か、担当者どうしか)の2つで考えると整理しやすくなります。

図2相手との関係と立場で考える、URLの使い分け
相手との関係と立場で考える、URLの使い分け:文章で候補を伝える、文章とURLの両方で、ひとこと添えてURL、URLを送ってよい
図の内容を文字で読む
目上・決裁者担当者どうし初めての相手やりとりのある相手
文章で候補を伝える候補を文章で書く。URLは添えるだけにする
文章とURLの両方で候補を文章で書き、URLからも選べるようにする
ひとこと添えてURL目的・所要時間とお願いのひとことを添える
URLを送ってよい普段のやりとりなら、URLと短い一文で十分

初めての相手・目上の方(左上)

初めて連絡する相手や、役員などの目上の方には、まず候補の日時を文章で書きます。URLは「ご都合がよろしければ、こちらからもお選びいただけます」と添える程度にすると、相手はメールの中だけで返事もでき、URLから選ぶこともできます。

やりとりのある目上の方(右上)

すでにやりとりのある目上の方なら、候補を文章で書いたうえで、URLからも選べるようにしておくと親切です。相手の会社でも日程調整ツールを使っているようなら、次からはURLだけでも受け入れられやすくなります。

初めての担当者(左下)

担当者どうしなら、URLを送っても問題になることは少ないでしょう。ただし初めての相手には、打ち合わせの目的と所要時間、「お手数ですが」のひとことを添えて、URLだけにならないようにします。

やりとりのある担当者(右下)

普段からやりとりのある相手なら、「次回の打ち合わせ、こちらからお選びください」とURLを送るだけで十分です。かえって候補を長々と書くより、相手の手間を減らせます。

URLに添える文面のポイント

URLを送るときは、次の点を文面に入れておくと、事務的な印象をやわらげられます。

図3URLを送るときに添えたいこと
URLを送るときに添えたいこと:打ち合わせの目的、所要時間と形式、お願いのひとこと、相手の手間が少ないこと、合わないときの代わりの方法、返事の目安
図の内容を文字で読む
  • 打ち合わせの目的何についての打ち合わせか
  • 所要時間と形式30分・オンラインなど
  • お願いのひとこと「お手数ですが」「ご都合のよい日時を」
  • 相手の手間が少ないこと登録なしで選べるなら、そう書いておく
  • 合わないときの代わりの方法候補を教えてもらえれば合わせる、と書く
  • 返事の目安急ぐ場合は、いつまでに決めたいか

社外の担当者に送る文面

例文件名:お打ち合わせ日程のご相談(株式会社△△ 山田)
株式会社〇〇
営業部 佐藤さま

いつもお世話になっております。株式会社△△の山田です。

先日お問い合わせいただいた〇〇について、30分ほどオンラインでご説明させてください。
お手数ですが、下記のページから、ご都合のよい日時をお選びいただけますでしょうか。
登録などは不要で、日時を選んでお名前を入れていただくだけで完了します。
https://example.com/booking

ご都合の合う日時がない場合は、候補をお知らせいただければ、こちらで合わせます。

株式会社△△ 営業部 山田太郎
電話:03-0000-0000

目上の方・初めての相手に送る文面

候補を文章で書き、URLは添える形にします。相手は、メールに返信しても、URLから選んでもかまいません。

例文件名:〇〇のご説明のお時間について(株式会社△△ 山田)
株式会社〇〇
代表取締役 鈴木さま

突然のご連絡失礼いたします。株式会社△△の山田と申します。

〇〇について、30分ほどお時間をいただき、ご説明させていただけないでしょうか。
勝手ながら、下記の日時でご都合はいかがでしょうか。

・11月10日(火)10:00〜12:00
・11月11日(水)14:00〜17:00
・11月13日(金)10:00〜12:00

上記以外でも調整いたしますので、ご都合のよい日時をお知らせください。
なお、下記のページからもご都合のよい日時をお選びいただけます。
https://example.com/booking

お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。

株式会社△△ 営業部 山田太郎
電話:03-0000-0000

社内・親しい相手に送る文面

例文社内チャットでの一言
お疲れさまです。〇〇の件で30分ほど相談させてください。
こちらから空いている時間を選んでもらえると助かります。
https://example.com/booking

URLを送る前に、予約ページを整えておく

URLが失礼に感じられるのは、文面だけが原因ではありません。開いたページが分かりにくかったり、選べる日時がほとんどなかったりすると、「選ばされたのに選べない」という不満につながります。送る前に、ページの側も確かめておきましょう。

  • 選べる日時が十分にあるか:受付の時間帯が狭すぎたり、予定が詰まっていたりすると、候補がほとんど出ません。送る前に一度ページを開いて、相手の目で見てみます。
  • ページの名前と説明が分かりやすいか:「初回のご相談(30分・オンライン)」のように、何の打ち合わせかがひと目で分かる名前にします。
  • 入力してもらう項目が多すぎないか:質問が多いと、相手の手間が増えます。当日までに本当に必要なことだけに絞りましょう。
  • 確認メールの文章が整っているか:予約のあとに届く確認メールに、当日の流れや事前に見てほしい資料を書いておくと、ていねいな印象になります。
  • 相手の国や言葉に合っているか:海外の相手には、英語の予約ページや、相手のタイムゾーンで日時を表示できるかを確かめます。

ページを整えておけば、URLを送ること自体が、相手の手間を減らす気づかいになります。

URLを使わずに、候補を文章で送る方法

相手や場面によっては、URLを使わずに候補を文章で送るほうが自然なこともあります。

図4URLで送る・文章で送る・両方で送るの違い
URLで送る・文章で送る・両方で送るの違い:相手の手間、こちらの手間、二重予約の防ぎやすさ、印象、向いている相手
図の内容を文字で読む
項目URLだけ文章だけ文章+URL
相手の手間ページを開いて選ぶメールの中で選べる好きなほうで選べる
こちらの手間URLを貼るだけ候補を書き出す手間候補を書き出す手間
二重予約の防ぎやすさ予約で自動に埋まる仮押さえが必要仮押さえが必要
印象相手によっては事務的ていねいていねいで選びやすい
向いている相手やりとりのある担当者目上・初めての相手迷ったとき全般

文章で送るときの手間は、候補の書き出しと、返事を待つあいだの仮押さえです。カレンダーを見ながら日時を打ち込むと時間がかかり、曜日の写し間違いも起きやすくなります。

アポツム日程調整では、空いている日時をワンクリックで文章にしてコピーできます。日ごとの時間帯でまとめる形と、枠ごとに並べる形があり、英語や相手のタイムゾーンにも対応しています。予約ページのURLを添えるかどうかも選べるので、「文章だけ」と「文章+URL」を相手に合わせて使い分けられます。

候補を絞って送りたいときは、空き時間から最大10個の候補を選んで送る、一回限りのリンクもあります。候補は仮押さえもでき、仮押さえした日時にはほかの予約が入りません。相手が1つ選ぶと自動で締め切られます。枠ごとに並べた文章で送るときも、同じように候補を仮押さえできます。

文章で送るときの書き方の型は、空いている日程をテキストで送る方法でくわしく紹介しています。

予約ページと文章のどちらで候補を送るか考えている会社員のイラスト
相手との関係と立場を考えて、URLと文章を使い分けます

よくある質問

目上の方にURLを送るのは、絶対に避けるべきですか?

絶対に避けなければならない、ということはありません。相手の会社の習慣や、相手が日程調整ツールに慣れているかによって受け取られ方は変わります。迷うときは、候補を文章で書いてURLを添える形にすると、相手は好きなほうで返事ができます。

相手からURLが送られてきたら、どう返せばよいですか?

URLから日時を選んで予約したうえで、「〇月〇日〇時で予約いたしました。当日はよろしくお願いいたします」とひとことメールで返すと、ていねいな印象になります。

送られてきたURLに、合う日時がないときは?

無理に合わせず、「あいにく表示されている日時では都合がつかず、下記の日時はいかがでしょうか」と、こちらの候補を文章で送ります。相手のカレンダーに表示されていない時間でも、調整できることがあります。

予約ページのURLと、候補を絞ったリンクは何が違いますか?

予約ページは、空いている時間をいつでも選べるページで、何度でも使えます。候補を絞ったリンクは、こちらで選んだ候補だけを見せる一回限りのリンクです。目上の方や大切な商談では、候補を絞ったリンクのほうが「こちらで考えた候補です」と伝わりやすくなります。

相手が複数いる会議でも、URLを送ってよいですか?

予約ページは、基本的に1人が1つの枠を選ぶ形です。社外の方を含む3人以上の会議なら、参加者に○△×で都合を答えてもらう投票の形のほうが向いています。全員の答えがそろってから日時を決め、改めて確定の連絡と招待を送りましょう。

まとめ

  • 日程調整のURLは、それ自体が失礼なのではなく、相手と送り方で受け取られ方が変わる
  • 「相手との関係」と「相手の立場」の2つで、URL・文章・両方を使い分ける
  • URLを送るときは、目的・所要時間・お願いのひとこと・合わないときの代わりの方法を添える
  • 目上の方や初めての相手には、候補を文章で書き、URLは添える程度にする
  • 迷ったら、相手が使っている形に合わせる

日程調整は、相手の時間をいただくためのやりとりです。相手にとっていちばん楽な形はどれかを考えて、送り方を選んでみてください。候補の数や出し方は候補日の出し方のマナー、場面ごとのメールは日程調整メールの書き方と例文も参考にしてください。